「サブスクリプション」とは?サロンで導入するメリット・デメリットと注意点

近年増加しているサブスクリプション。
略してサブスクと言われることが多いので、こちらの方が聞き覚えがある方が多いかもしれませんね。
月額制の映画やドラマの動画配信サービス・音楽配信サービスを筆頭に、続々と増えています。
動画配信サービスに至っては「昨日配信されたあれ観た?」と、サブスクリプション契約をしている前提で話が進むほど、契約していることが当たり前の世の中に変化しつつあります。
いつでも・どこでも・そして定額で。
忙しい現代人のライフスタイルにマッチしたこのサービスは、「テレビ離れ」を加速させました。
このように、一つの文化を衰退させるほどサブスクリプションには経済効果があるんです。
そのため、数え切れないほどの企業がサブスクリプションを導入しています。
サービス内容は多岐に渡り、動画以外にも雑誌の読み放題、お花やコーヒーが届くサービス、洋服やバッグのレンタルなど。
みなさんは何か契約されてますか?
もちろん、サロンでもサブスクリプションを導入することで利益の向上が見込めます。
「でもサロンでどのようなサービスを導入したらいいかわからない…」
「なんだか難しそう…」
と悩まれてる皆さまに向けて今回は、
サブスクリプションについて、サロンに導入される理由や導入するメリットとデメリット、導入する際に気をつけることについて、ご紹介致します。
もくじ
1. サブスクリプションとは?
2. サロンにサブスクリプションが導入される理由
3.サロンでサブスクリプションを導入するメリット
・毎月決まった利益が見込める
・空き時間を有効活用できる
・店販機会が増える
4.サロンでサブスクリプションを導入するデメリット
・人件費がかさむ可能性がある
・お客様を飽きさせないための企画力が必要
5.サブスクリプションを導入する際に気をつけること
6.まとめ
サブスクリプションとは?
サブスクリプション(英語:subscription)とは、雑誌などの購読予約という意味があります。
冒頭でもご紹介しましたが、日本においては「サブスク」と略されることが多く、こちらの方が聞き覚えがあるという方が多いと思います。
言葉の意味通り、支払う頻度はサービスにより異なりますが、主に毎月定額の料金を支払うことでサービスを受けられるサービスのことを指します。
ここまで聞いて「定額制と何が違うの?」と思われた方、とても鋭いです!
「定額制」とは、あくまで契約時と同じサービスを定期的に提供していくサービスのことを指します。
一方で「サブスクリプション」は、定額という点では変わりませんが、顧客満足度の向上を目指して、解約されないように日々サービス内容を進化させていくサービスです。
定額のサービスが増えた今、他社との差別化・顧客満足度の向上が大切になっています。
そのため、昨今は前者の定額制だと継続的な契約が難しい傾向にあるんです。
「お客様に飽きられず、どう進化していけるか」
この点が大切なので、さまざまな企業がサブスクリプションに力を入れています。
サロンにサブスクリプションが導入される理由
もちろん例に漏れず、サロンにおいてもサブスクリプションは多数導入されています。
一体なぜでしょうか。
それは「継続的な利益が見込めるから」です。
ヘアサロンやエステサロンなどでは、お客様によって来店頻度が違いますよね。
毎月来店されるというお客様もいれば、半年に1回、年に1回など、次の来店まで長期間空くお客様もいらっしゃいます。
髪の毛が伸びる日数や、カラーが褪色してしまう日数、疲れや不調を感じるタイミングなど、人それぞれ気になるタイミングが違う箇所をサポートする業種なので、その点に関してはコントロールできません。
しかし、経営を続けていくためには継続的な利益が必要です。
そこで力を発揮するのが「サブスクリプション」です。
お客様に契約していただいている限り、毎月継続的に決まった金額が入ってくるため、経営の維持に役立ちます。
実は、不安定なサロン経営こそ導入するべきサービスなんです。
では次に、実際にサブスクリプションを導入することで得られるメリット・デメリットを見ていきましょう。
サロンでサブスクリプションを導入するメリット
毎月決まった利益が見込める
サブスクリプションとは先ほどもご説明した通り、基本的に月額制のサービスが一般的です。
そのため月の利益の目処が立てやすく、商品の仕入れや従業員の方のシフト調整にも役立ちます。
安定した利益があるからこそ、備品や商品を揃えることができますし、心に余裕を持って質の高いサービスを提供できるため、お客様の満足度向上にも期待できます。
空き時間を有効活用できる
比較的来店が集中しやすい土日や平日の夕方は、新規や通常予約のお客様の来店も見込まれるため、できれば枠を空けておきたいというのが本音…という経営者の方もいらっしゃると思います。
そういう時に活用できるのも、サブスクリプションの魅力の一つです。
「月◯回通えるコース」「通い放題コース」「平日限定コース」「土日限定コース」「◯時〜◯時限定コース」などさまざまなコースを用意しておくことで、お客様の来店タイミングを分散させることができます。
これにより、お店側が来て欲しいタイミングでお客様の来店を促すことができ、無駄な時間の削減が期待できます。
店販機会が増える
お客様と親しくならないとなかなかお勧めしにくい「店販」。
常連のお客様など、距離感さえ掴んでしまえばお勧めしやすいですが、月に1回や数ヶ月に1回という来店頻度のお客様に対しては「失礼じゃないかな?」「そもそもこのお客さんにとって必要な商品なのかな?」と感じてしまい、なかなか難しいですよね。
しかし、サブスクリプションなら自ずと来店頻度が上がるため、自然とお客様との距離が縮まりやすい環境を作ることができます。
その中でお客様のお悩みをヒアリングしたり、会話を重ねることで、お客様にピッタリの商品をご紹介できる機会を生み出すことができ、利益の向上が見込めます。
サロンでサブスクリプションを導入するデメリット
人件費がかさむ可能性がある
サブスクリプションを導入するということは、回数や時間に制限はあれど、メンバーのお客様は新規などメンバー以外のお客様より、来店回数が多くなります。
そのため、お客様の来店を分散させなければダブルブッキングやキャパオーバーなどが起こり得ます。
それを回避するために、スタッフのシフトを増やしたりしないといけませんが、せっかくサブスクリプションで利益が出ても、手元に残る利益は減少してしまいますよね。
そのため、お店の客層や立地などを考慮して、シフトを増やさずに行えるコースを作ったり、増やしても利益が出るような、お店に合ったコースを作ることが大切です。
お客様を飽きさせないための企画力が必要
先ほどもご説明したとおり、サブスクリプションと定額制の違いは「お客様を飽きさせず、どう進化していけるか」です。
電話やインターネットなど通信機器サービスでよく見受けられる定額制とはちがい、お客様に満足していただかなければすぐに契約を解除させられてしまうのがサブスクリプション。
そのためお客様を飽きさせず、なおかつ満足していただける体験を提供することが大切です。
例えば定期的にキャンペーンを行ったり、サブスクリプションメンバーの皆さんにだけ、先駆けて新商品や新しいメニューを試していただいたり、特別感や楽しさを感じていただけるようにしましょう。
「正解」は、お店の客層や雰囲気によって異なるため、独自の試行錯誤が必要ですが、サブスクリプションの導入をするか否か関係なく、お店を成長させるためには必要な過程でもあります。
サブスクリプションを導入する際に気をつけること
たくさんのメリットが期待できるサブスクリプションですが、導入の際き気をつけなければいけない事もあります。
利益が出にくいサービスを提供してしまわないように気をつける
サブスクリプションで大切なのは、解約されないようにお客様の満足度を常に意識することです。
しかし、そのことを意識しすぎるあまり、過度なサービスなど利益が出ないような内容では本末転倒ですよね。
「お店とお客様、双方共にメリットがあるサービス内容」を意識することが大切です。
予約枠の確保
サブスクリプションメンバー1人に対して長時間の枠をとれば、そのお客様はゆっくりと過ごすことができて満足していただけるかもしれません。
しかし、その分新規などメンバー以外のお客様の施術をする時間は減ってしまいますよね。
そうなることで、お店全体の利益の減少が懸念されます。
施術時間が少なくなることで、スタッフ自身の余裕もなくなり、施術内容の質の低下にも繋がりかねません。
そうならないために、サブスクリプションメンバー枠と、通常のお客様枠の確保・管理をしっかりと行いましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
安定した利益と、お客様とのコミュニケーションの機会を得ることができる「サブスクリプション」
それだけでなく、お客様の満足度向上や、導入していない他店との差別化も期待できます。
もちろん今回ご紹介したとおり、導入にあたって意識しないといけない点や注意しなければいけない点があることも事実です。
しかし、その点を踏まえて「これからお店をどのように成長させていくのか」と、お店の将来を考える良いきっかけにもなります。 今回を機に、一度導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

